Someday,Somewhere エッセイ ブログ

今日は雨を回避できたけど、雨に降られると思い出すことがあるんだ

皆さん、こんばんは!
ENTABIZ OKINAWA主宰、沖縄でインタビューライターをしています、ヘシキアツシです。
気軽に「へっさん」と呼んでください。

今日は、雨のあとの涼しさや匂いは好きだけど、雨自体はあまり好きじゃない。
そんな僕が、ふと思い出した雨の日の出来事を語ってみようと思います。

無事に雨を回避!そんなときは、すごくハッピー

今日は取材のため、那覇市内に朝から出かけていました。
天気予報は「曇りのち雨」。
前回のエッセイで書きましたが、お天気マークの読み解きは難しい!…。
そう、あのマーク問題。何度見ても読み解けないやつです(笑)。

ところが、駐車場に到着してみると、空は晴れ間も見えているではありませんか!
雨雲も見えないし、「これは傘いらないな」と勝手に確信して現場に向いました。

楽しい取材も終了し、国際通りを歩いていると、突然冷たい風が吹き始めます。
パッと空を見ると、どんよりとした雲に覆われているではありませんか。
それでも、まだ降らないだろうと高を括って、のんびりと歩いていました。

ところが、むつみ橋交差点(国際通りにある交差点。ドン・キホーテなどがあり、賑わっている場所)のスタバにさしかかったとたん、

「ポツ、ポツ…パタパタパタ」

っと、雨が降り出したのです。
駐車場まであと3分程度。
これなら大丈夫かな、と考えながら足を早めます。

どうやらギリギリ、本格的な雨にならずに駐車場につきそうだということで、ちょっと余裕の写真撮影(笑)。

わずかに濡れてはしまいましたが、ずぶ濡れにならずに済みました。
無事、雨回避に成功したのです。

土砂降りの雨を見ていると思い出す光景

車に乗り込むと、土砂降りに近いほどに強い雨が降ってきました。
ホッとひと息ついていると、ふと京都に住んでいた頃の記憶がよみがえります。

忘れもしない、15年前の祇園祭期間中の午後。
京都特有の湿気がキツい日のことでした。
自転車で距離のあるスーパーに買い物へと出かけた帰りの出来事です。

北山通り(京都市内の北の方にあるオシャレな店の集まる大通り)を西に向かって自転車を走らせていた僕に、悲劇が訪れます。

にわかに曇り出した空。
遠くからは雷が鳴るのが聞こえてきます。
京都府立植物園を通過するあたりから、冷たく強い風が吹き始めます。

と同時に、大粒の雨がポツポツと落ちてきたかと思うと、一気に大降りの雨に。
鴨川にかかる北山橋にさしかかる頃には、目の前が見えないほどの豪雨。

濡れるのはイヤだけど、冷蔵品も心配だし。
僕は、腹を括って強行突破を決めました。
必死で自転車をこぎながら、橋の中央を通過しようとしたそのときです。

「ピシャ!ドドーン!」

耳をつんざくような音が鳴ると同時に、鴨川に雷が落ちたのです。
体がビクッとなりながらも、下を向き、
「雷に当たりませんように。くわばら、くわばら」
と心で唱えながら、必死で自転車をこいで橋を渡りました。

落雷を至近距離で見たのは、これが最初で最後の経験。
いまだに、あの耳を震わせる音が鼓膜に刻まれているのです。

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